おもてなし
2008年04月03日
おもてなし
良い畳と安物では何処が違うのか
今日の仕事は、熊本市のE様。
E様は、今年71才。ご主人が昨年亡くなられて一周忌をされます。
昨年は、お葬式の後のどたばたで畳・フスマが気になっていたけれど替えることが出来なかったそうです。親戚や知人が集まる一周忌を前に綺麗にしたいと考えてお電話されました。
現場に行ってみると築25年とのこと。八帖と六帖の二間続きのお部屋でした。
あまりお使いになっていないようで床の傷みは、ありませんでした。
ご予算の関係もあって表替えになりました。
そこでお尋ねになったのが、良い畳表と安物ではどこが違うのかということです。
いろいろありますが、要はキレイで長持ちするかどうかです。
写真を見ていただければ直ぐに解ると思います。いずれも、10年くらいたった畳です。
皆さん、どちらが上ランクの畳か解りますか。
一目瞭然ですね。
上の写真は、良質のイ草を沢山使っていますので目が立っていて綺麗です。色も均一で僕らのあいだでは黄金色と呼んでいます。
下の写真は、イ草の質が悪く変色した色の黒いスジがまだらに入っているのが解ります。
これは、田んぼに生えているとき長さの短いイ草だったに違いありません。
年数が経つと畳の善し悪しは分かりやすいのですが、新しいときはこんなに違いが出るなんて一般の方では見分けにくいものです。
値段だけで飛びつくと1?2年経ってから後悔することになるので注意してください。